源泉徴収とは?
所得税の前払いです。
(1)個人事業主Aが、会社Bから仕事を受注して、仕事が終了して請求書をだす場合
源泉徴収額は、受注金額が100万以内の場合、受注金額 の10%程度(10.21%)、受注金額が100万円以上の場合は20%程度(20.42%)になります。
以下の内容を請求書に盛り込み、会社Bに送付します。
■受注金額A
■消費税B
■源泉徴収額C
■差し引き合計D (A+B-C)
尚、消費税が明確に分かれている場合、消費税抜きの金額を源泉徴収対象額にすることができます。
(2)会社Bでは、
会社Bは、源泉徴収額Cを国へ納税して、 (A+B-C)を 個人事業主Bに支払います。
会社が源泉徴収を納税する対象は、
- 専門的な知識・技能を使った「クリエイティブな業務」
- 会社の経営サポート
が該当します。
プログラミング・コーディングなど国税庁が定める源泉徴収が必要な報酬には含まれていないようです。
(3)個人事業主Bの確定申告は?
所得税は、会社Bが国へ納税していますので、確定申告の所得税額から源泉徴収額Dを引くことができます。
個人事業主から見ると、所得税を、
- 仕事の依頼元が納税するのか?
- 自分が納税するのか?
の違いしかありません。