MOSとは?
MOSとは、Microsoft Office Specialistの頭文字を取った略称です。Microsoftが認定するOfficeに関する国際資格(民間資格)です。
何のメリットがあるの?
MicrosoftのOfficeは、会社で行う仕事の基本スキルとなっています。MOSはOffice製品の利用スキルを証明する資格です。本資格取得により、客観的に第3者に提示できます。
既に仕事で利用されている方
自分が行っている仕事の範囲で操作していると、自己流の操作が、一般的と思っている方も多くいます。MOS試験もしくは講座を受けることで、「こうやって操作すれば簡単なんだ」と新しい発見もある場合もあります。結果、スキルが向上し仕事のスピードアップにも繋がります。
試験は、何があるの?
MOSには「スペシャリスト」と「エキスパート」の2種類があります。
一般力を養うのが「スペシャリスト」。さらに上を目指すのが「エキスパート」になります。
「スペシャリスト」は、Word,Excel,PowerPoint,Access,Outlookの5種類の試験が用意されています。
「エキスパート」は、WordとExcelしか試験が用意されていません。
それぞれ、バージョン毎に試験が行われます。例えば、WordであればWord2016,Word2013,Word2010毎に試験が行われます。おおよそ3世代のバージョン毎に試験が行われます。Word2019のMOS試験が開始されたら、Word2010の試験は無くなると思います。
日本では、Office365&Office2019の試験は、2020年4月からWord,Excelの試験が開始され、順次科目が拡張される予定です。(2020年3月7日時点)
尚、Office365&Office2019から、区分名が、アソシエイトとエキスパートに変更されます。
注)「エキスパート(Expert)を取得すれば、スペシャリストの内容も含まれる」というのは間違いで、問題は重複していなため、独立した試験になります。
いつ、どこで試験を受ければ良いのか?
一斉試験と随時試験があります。
一斉試験
2020年の試験スケジュールは、試験日/実施地域の確認を参照ください。
随時試験
こちらからお近くの試験会場を選び、試験会場の試験日に合わせて受験できます。「一斉試験より早めに受験したい」、「一斉試験の受験日では都合が合わない」の方は、随時試験で受験した方が良いでしょう。受験内容は同じものになります。通常は、試験日の1週間~10日前くらいまでには、受験料の支払い/申込みを行うと良いでしょう。
受験料は?
一般価格:10,780円(税込)
学割価格:8,580円(税込)
詳細は、受験料金を参照ください。
学習時間と期間は?
学習時間は、人によりますが、以下が目安になるようです。
学習期間は、会社で問題なく使用している方は、平日1時間で1ヶ月で程度で取得できます。(会社で問題なく使用していても、通常は(本人が)あまり使用しないメニュー及びもっと効率的な操作がテストに出題される可能性があるため、MOS試験用に学習が必要です)
- 会社や学校で触った経験がある :60時間
- 会社や学校で、時々使用している :40時間
- 会社では、問題なく使っている :20時間
現在から、1ヶ月から遅くとも2ヶ月以内を試験日に設定して、逆算して学習するのが良いでしょう。
試験時間は?何点で合格?
試験時間は50分です。1000点満点で700~800点が合格ラインのようです。模擬試験を安定して900点取れるようにすれば合格の確率が上がります。